このページでは【エサの与え方】を解説していきます。
タマミジンコは餌切れに弱い
タマミジンコ繁殖の難しさの1つに『エサの管理』があります。
ちゃんと餌を与えていると思っていても、実は足りなかったなどという事もあるでしょう。逆に与えすぎてしまうパターンもあります。タマミジンコの繁殖には、安定したエサの供給が重要です。
餌は生クロレラとドライイーストのみ
私が使っているエサは2つだけです。
- 濃縮生クロレラ
- ドライイースト
鶏糞を使う方もいますが、臭いがきついとの事で使っていません。使用できるなら、使ったほうが増えるかもしれません。おそらく、バクテリアが関係していると思います。
餌は1日2回与える
餌は1日2回、決まった時間に与えます。多少のずれは大丈夫でしょうが、常にエサの量をキープすることが重要と考えます。ドライイーストは水に溶いてから与えて下さい。
生クロレラは原液を直接入れる事もありますし、飼育水で量を増やしてから入れる事もあります。少量を調整したい時は、薄めてからの方が扱いやすいです。
生クロレラ単独でも増えていきますが、ドライイーストを入れたほうが増殖が早かったです。
餌の量は一定ではない
与えるエサの量はチョット難しいところですが、総水量300Lに対して1回あたり生クロレラ20mL前後、ドライイースト2g前後を目安にしています。
しかし、場合によってかなり増減します。どうしてかというと、タマミジンコの量によって餌の消費も変わってくるからです。
爆増しているのに最初と同じ量のエサでは足りませんし、減っているのに最初と同じ量のエサでは濃すぎて水が傷みます。そこで目安にしているのが飼育水の色です。
参考までにはなりますが、飼育水の色はこのくらいを保つのが良いかと思います。ですが、1日2回しか餌を与えられないので、実際のところはもう少し濃い色にしています。
常に在宅していて1日3~4回餌を与えることが出来るなら、少量を分割して与えたほうが水が汚れなくて長持ちします。
コチラは、透明度が低下して、水の色が黄色味がかっています。この状態になると生クロレラを与えても、鮮やかなグリーンにはなりません。水が傷んできていると考えられます。
このように、タマミジンコの数、水槽立ち上げからの日数、日光の当たり方など、様々な要因によって飼育水の色はかなり変化します。エサは常に一定量を与えるのではなく、飼育水の色を見て判断していくのがオススメです。